2015年09月28日

隙間に振り返る(3)

もうすぐ9月も終わりますね。
だんだん記憶が薄れていき、このままでは消滅してしまうので、そうなる前に更新です。

それではまずはこちらをご覧ください。
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記憶にございますでしょうか?
亜希子チャンが急に女優魂に目覚め、散々一人芝居を披露した挙句、お父さんのスマホを窓からぶん投げた後のヒトコマです。
お母さんの様子を一同じーっとさぐるシーンになっております。

静止するからか、この稽古場写真が何枚もあったので、本日はこのシーンをなんとなく振り返ることにします。

多分時系列になっているのではないかと思いますが、ちがうかもしれません(何かとアヤフヤ)。

まずは1枚目。
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らんらん(亜希子チャン役)の顔!
あ、このメンバーの組み合わせは本番ではなかったやつですね。
稽古初回のため、ゴタが身長を縮めるのにたいへん苦労していた記憶が。


2枚目。
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あ。なんか亜希子が随分前に出てきている。
ほとんどの役者が見えていない。


3枚目。
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あ、あれ!?兄弟が3人いる…村上くーん!出番じゃないよー!どうしたのー!
いや…位置的にもしかしたらザキ君が代役中の可能性も。
なんかよくわかんないですね。
深浦さんはこのあたりからメガネではなくコンタクトで稽古参加しているようです。
藤実は綾香ちゃんでございます。小さい!


4枚目。
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寺地亜希子の登場。
ゴタが兄弟の間でまだ身を隠すのに必死の様子。


5枚目。
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特に、別にって感じですね。


6枚目。
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ブロックで稽古をさせていただきました(ありがたい)。
この頃には位置どりも安定してきているようです。
村上塚本ペアでも稽古していました。


7枚目。
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赤石兄弟の仲が良すぎ。
横に並ぶと遠近感が狂いますね。
あ!ゴタがついに小さくなっています!


8枚目。
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本番が近いらしく、みんな衣装に近いものを着てそれっぽくなっています。
ゴタは身を屈めるという技で安定したようです。


そして本番。
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そんなわけで、特段なんてことのない振り返りでしたがいかがでしたか?

オマケ。
シーンの直前。
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なにこの全員てんでバラバラ感。

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このシーンは藤実さん(阿部)も案外荒ぶっていたのですね(発見)。
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2015年09月24日

隙間に振り返る(2)〜深浦編〜

こんばんは!
ようやっと昨日遠藤によるブログ更新が行われましたね!
この調子でいくと、もうほんとうまい具合に年末に振り返り終わるのではないかと戦々恐々です。

舞台写真もあがっていましたね。
…あれ?なんだか深浦さん、どれもこれもちゃんと男前に写ってる…?
こんなだっけ?ほんと…?
と、思わず稽古場写真を漁りました。

…わ…なにこれ…ほらやっぱり!

というわけで、今回は稽古場写真から深浦さん特集でございます。

まずはこちら。
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あらら…。

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ポーズがおかしいよね?
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わあ!どれもこれもなんか変だった!
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脚!!

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どこを見ているのか。
※上には誰もいませんでした。


こんな深浦さんですが、その勤勉さと、素直さと、性格の良さでみんなの人気者です。
エンプロメンバーもみんな深浦さんが大好きなので、もうずーっと出演していただいております。売れっ子なのにいつも出ていただき、ありがたいかぎり。

そもそも深浦さんと最初に出会ったのは2010年の乙女や雑貨店。(山下カーリー主催のユニット。思っていたより最近で今びっくりしています。)

なんと、役者ではなく演出助手として呼ばれていたのです…!なんて贅沢!

スタッフとして毎日メールで稽古状況をお知らせしてくる彼は、
『得体の知れないテンションのだだ高い子』
として、当初ドン引きされていました(主に私に)。

しかし、すぐに周りの役者たちを脅かす存在に。
『あいつに代役をやられてなるものか!』
と吉竹先生や、楽ちゃんが必死に稽古に参加していました。

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※まさかの黒子。(ピエロは楽ちゃん)


その後、個人的には
2012年2月 
演劇公社ライトマン『新しい友達』
※まったく絡まず。

2012年9月
弦巻楽団『果実』
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※相手役でした。

2013年1月
エンプロ『聞き耳カフェその2』
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※本番中欠かさず送られてきたメール。

2013年2月
yhs『ヘリクツイレブン』
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※城さんも一緒でした。

2013年8月
エンプロ『ペーパームーン•オーバーフローイン』
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※プロポーズされました(困惑)。

2014年2月
エンプロ『聞き耳カフェその3』
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※同じチーム。今度は教え子。

2014年8月
エンプロ『おちくぼ』
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※夫婦。

2015年5月
エンプロ『聞き耳カフェその4』
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※脚本&出演。石化の話を書いてエンプロ内を騒然とさせました。

と、たいへんに、たいへんにお世話になっております。

今後もいつやるかよくわからないエンプロのレギュラーとして、よろしくお願いしたいところです。

というわけでして、なぜか深浦さん一色の回でした。
posted by エンプロ at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月21日

エンプロ、2015年をふりかえる(8)

8月に振り返り始めたこの文章。すでに9月も末です。

今年の振り返りが8月からなのは早いと感じたひともいらっしゃったでしょうが、これで必ずしもそうではないことが証明されたと思います。
己を知るということは大事なことですね。(居直った上に教訓をたれる)

今後は単なる役者さんの紹介に留まらず、可能な限り普遍的な分析を心掛けます。
できたらいいなあ。


前回はお父さんの話題で終わってましたので、次はお母さんのお話をしたいと思います。

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お母さんのゆかり役は、伊藤しょうこさんにお願いしました。

このブログをチェックされているほどの方なら当然ご存知の役者さんだと思います。

劇団怪獣無法地帯の主力中の主力、脚本・演出・役者・制作をこなす万能型演劇人です。すごい。

「なぜ伊藤しょうこさんにお願いしたか」なんて、愚問というものでしょう。

それは「お願いできるときにお願いしないともったいないじゃない」で十分だからです。

積極的に公演を行う怪獣無法地帯ですから、しょうこさんはその万能ゆえに忙しく、なかなか客演の機会がないのです。

また、今回の裏テーマ「脚本を役者に寄せない(寄せれない。再演だから)」にも、どうアプローチするのかも注目していました。

今回のようなウソにウソを呼ぶシチュエーションコメディは、登場人物がウソをつく強めの理由が必要です。

それも、「ウソをついてもいい」ではなく「ウソをつかなくてはいけない」という切迫した理由でなければいけません。

大の大人がアホみたいなウソをつくには、それなりに高い心理的なハードルが必要なのです。

そんな大人たちにどんどんウソのハードルを跳ばせる役割が、このお母さん・ゆかりです。

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「跳べ!」(とは言ってない)

強くなければいけません。恐くなければいけません。

何をやらかすかわからない危険な存在だからこそ、周囲の人間たちはその高いハードルを越えるのです。

さらには、みんなに愛されていなくてはいけません。

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こんな難しい注文を、しょうこさんは涼しい顔でこなしてくれました。

初参加の役者さんは、自信を持ってお願いしていても、実際に稽古が始まるまでは本当に役にフィットするか不安なものです。

しかし、しょうこさんに関しては、一番最初の通し読みの段階で「あ、これは大丈夫だ」と安心することができました。

いえ。安心というよりも、頼もしさを感じました。

結果的に当てて書いたように見えるくらい、役と一体化されておりました。

脚本家の「当て書きが演劇をおもしろくするのだ」という価値観に、役者側から反駁されたような気分でした。

貴重な体験をさせていただきました。感謝。

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※おつかれさまでした。


おつぎは「スター」登場。片桐光一役を演じた深浦佑太くんです。

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『聞き耳カフェその2』『ペーパームーン・オーバーフローイン』『聞き耳カフェその3』『おちくぼ』『聞き耳カフェその4』と続いて、今回の『雨夜の喜劇』と、6公演続けて出演していただいております。ほぼレギュラーです。

エンプロ以外にも客演が多く、評価の高さを証明しております。

また、彼の書く脚本もレベルが高く、そのあたりも前出の伊藤しょうこさんと共通しているところです。

さて、深浦くんに演じていただいたのは本作の主役・片桐光一。

ある集団がひとつの目的を持っている物語を作るときに、それを邪魔する人間がいると盛り上がるものです。

今回で言うと、「お母さんに光一の嘘がばれないようにする」という目的なんですが、「雨夜」では、光一自身が邪魔する側にまわります。

自ら危機的状況を作りつつ、周りを巻き込み、有り得ない嘘をつき、周囲を混乱に陥れる元凶でもあるのです。

ここで、重要なことがひとつあります。

この役もお客さんに嫌われちゃダメなんです。

お客さんの感情移入がないと、つまらないダメ人間のために周りが苦労する不快な話になります。

しかし、光一は一生懸命でした。光一演じる深浦くんも一生懸命でした。

複数のアンケートで指摘されるほど、汗まみれになりました。ブログのネタにもなりました。

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人間、こんなに一生懸命なやつを嫌うことはできません。

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※親が大好き(これも重要)。

また、刺激を好むのは、役者という表現者として自然な感情だと思います。

たぶん、光一は舞台上でもいろんな修羅場をくぐってきたんでしょう。

追い込まれたときの危機感が人より圧倒的に薄い。むしろ、楽しんでしまう。

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※「何か問題でも?」の顔。

そういう彼だからこそ、舞台で主役を演じ続けられるのです。
これは表現者の業と言ってもいい。

だから、脚本上でもそこまで悪い人間には見えなかったはずです。

数々の舞台で主演をはる深浦くんですから、この光一を演じるにはうってつけの存在でした。

再演から参加なのが信じられないほどです。

前出の長麻美と同じく、主演でほぼ常に舞台上にいる体力的にしんどい役でもありましたが、稽古期間中、一切手を抜いた演技をすることなく高いレベルを維持してくれました。

こういう目立たないところも、あちこちから客演に呼ばれる由縁なのでしょう。感謝。

ちなみに、打ち上げのカラオケボックスでは全力の『仮面舞踏会』を三度も唄わされそうになってました。(さすがに三度目は止められた)

その手を抜かない感じはさすがというか、リアルに看板役者が持つ業を見た瞬間でした。



本記事の最後は楽太郎くんです。

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彼の演じる片桐夕矢は、奔放過ぎる兄を持つ苦労性の弟。

苦労するのは兄に対してだけではありません。
思い込みの激しい母、浮気性の父を持つ、片桐家の良心。

そんないい加減な家族ですから、どうしても真面目な夕矢が嫌われ役になってしまいます。
気の毒。

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※しかも巻き添えを食う。

夕矢のこういうところに共感されるひと、結構いるんじゃないでしょうか。

本作中でも、わりと頻繁に両親と顔をあわせている設定もあって、再会しても光一ほど感動されていません。

両親は光一に会いに来たのであって、夕矢に会いに来たわけではないのです。
つくづく気の毒。

真面目で融通の利かない性格は、職人向きではありました。

そのぶん、周りが見えず、かたくなに予定どおりパーティを開こうとする空気の読めなさは、ただの優等生ではない生身の人間らしくて脚本的に気に入っております。

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※融通きかなすぎて嫁に怒られている。

演じた楽太郎くんも、役者としてはそれほど器用なタイプではありません。

楽太郎くんには、過去何度も客演をお願いしていますが、出番の長い役をやってもらったことはありませんでした。

時間がかかるだろうなと思っていました。案の定、時間はかかりました。
しかし、それ以上に停滞しませんでした。

稽古時間と出来の良さが正比例するやればやるほど良くなる役者でした。

これを当たり前と思いますか?

普通は、何度も同じことの繰り返して迷いがでてしまったり、前できていたことができなくなったりするものです。

楽太郎君にはそれがまったくなかった。

これは、再演することでわかった、楽太郎くんの新しい一面でした。

なお、初演も御覧になった方は「あれ?」と思ったのではないでしょうか。

なぜなら、初演の夕矢は「坦坦麺専門店の店員」ではなく、「パティシエ」だったのです。

これは、初演上演時のイシハラノリアキくんのキャラクターに合わせてパティシエにしたんですが、楽太郎くんはどちらかというとスイーツというより中華系だなと思って坦坦麺にしました。

イシハラ君のいかにも几帳面そうな夕矢も、楽太郎くんの職人気質な夕矢もどちらも正解だと思います。

ただ、これは当て書きというより、「ちょっと変えてやろう」という脚本家の遊び心に近い変更で、作品の完成度にはさほど影響はなかったと思います。

楽太郎くんは、いま「札幌オーギリング」という大喜利の企画にレギュラーで出演しています(おもしろい)。

いまや花形選手ですから、スケジュール組みも大変だったと思いますが、期待どおりの活躍を見せてくれました。感謝。

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※顔が似てなくても表情が似てると親子っぽいですね。

というわけで、今回は「本公演から新たに参加していただいた組(ダブルなし)」の三人のお話でした。

この流れだと、次は夕矢の妻(たち)の話でしょうかね。

※今回の記事に使われた画像はすべて小林翔平さんの撮影です。
posted by エンプロ at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

隙間に振り返る〜塚本編〜

皆様どうもこんにちは!

遠藤の更新頻度があまりにもあまりにもなため、隙間を埋めるように遠藤が書きそうにないどうでもいいエピソードを披露しに参りました。
エンプロ長麻美です。

さてみなさま、まずはこちらをご覧ください。
どん!
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中央にいるのはお隣のバカ兄弟(兄)を溌剌と演じたザキ君。
下手でわざとらしいポカーン顔をしているのが、お隣のバカ兄弟(弟)役の塚本くん。
周りで大喜びしたり困惑したりするみんな。

なにが起こったのか。
ちょっとだけ時間を巻き戻してみましょう。
はい!
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思いっきり、相当思いっきりクチビルを奪われていたザキくん。

深浦さんと城さんは喜びすぎ。


塚本さんは基本こういう悪ふざけをよくやる人です。
たまにやりすぎて本気で怒られています。本気で嫌われることも多いみたいです。(ヤレヤレ)
しかし根が、というかお芝居に対して真面目なので、ふざけてみえる演技プランも全てきっちり組み立ててきます。

そんなわけでして、エンプロとは長いお付き合い。

ちょっと振り返ってみますかね。
……最初なんだっけ……ちょっとわからないので調べてきます!

わかった!
2005年『followers』
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文学かぶれの猫の幽霊。

2006年『雨夜の喜劇』
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2009年『ウッカリさん!』
写真見つからず。
なんか貧乏なミュージシャン気取りの役だったはず。

2011年『いつか、ひとやすみ。』
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探偵。

あとは、2012〜2015年の聞き耳皆勤賞。

なぜか塚本さんの紹介をひたすらするというよくわからないことになってきたのでもうやめます。

なんだったんでしょうね。
posted by エンプロ at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月08日

エンプロ、2015年をふりかえる(7)

また時間が空いてしまいました・・・。

公演が終わっても、なかなかまとまった時間がとれません。

人生ままならないものですね(話を一般化してウヤムヤにする作戦)。


前回からの流れで役者さんを順番にご紹介しつつ、裏話などを披露したいと思います。



はい。まずこのおふたりから。

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まずはエンプロが誇るコメディエンヌ、長麻美さんです。

エンプロの看板女優ということはひとまずおくとして、なぜ再演かつダブル・トリプルキャストの話の続きでこの人からなのかを説明します。

再演かつダブル・トリプルキャストのお芝居を稽古するときに何が起こるかちょっと考えてみてください。

役者間の練習時間に驚くべき格差が生じるのです。

「トリプルキャストは練習時間が1/3になって大変!」というくらいならすぐ想像がつくと思いますが、反対に「初演経験済み、ダブルキャストなし」の役者がどうなってしまうのか。

はい。完全に休む時間がありません。相手役をとっかえひっかえ、同じシーンを延々やることになるのです。

そして、彼女はもともとセリフ覚えが早い上に初演経験済みですから、稽古初期段階でほぼ台本が頭に入っている状態です。

とても他の人と同じペースでなんか稽古できません。

そこで、彼女には独自の役割が求められることになります。

それは「とにかく動く」ということです。

ドタバタコメディとは言うものの、所詮ホームドラマです。人が動かなきゃ地味になってしまいます。

初演時から培ってきた演技プランに磨きをかけ、まだセリフや動きの入っていない役者たちの間を縫うように動く、動く。

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この相手役との温度差。多少稽古場で浮いてしまうのは致し方ないことです。

こうしてマラソン大会のラビットのように周りのペースを引っ張ります。

もちろん本番手前で調整するんですが、それまで、それはそれは孤独な作業だったと思います。

ましてや、彼女が演じる田辺葵は序盤に出てきて一回しか退出せず、ほとんど客前にいます。

役柄上は完全に部外者なのにね。

最初からある程度セリフや動きが入っているというのは、楽だと思われるかもしれません。

しかし、先頭には先頭ゆえの風当たりの強さがあるのです。

走りきってくれて、ほんとに感謝感謝です。



次は「初演からのお付き合い」つながりということで城島イケルさんのお話です。

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いまさら遠藤ごときが紹介するのもおこがましい人生の大先輩。

かつ、売れっ子役者でもあります。

「雨夜」の前に出演されたのが、yhs『WORLD IS  MINE』

演出でコンカリーニョのほぼ天井から、ワイヤーに吊られて舞い降りるという無茶をされていました。

そのyhsの楽日が7/19。そして「雨夜」の初日が8/6ですから2週間ちょっとしかあいていません。

いくら初演に出演されているとはいえ、それは9年前の話。

セリフ量もけっこう多めだったので、実際のところ、こっちのほうがよっぽど無茶だったような気がします。

動きのあるシーンでは、結構乱暴に扱われてましたし。

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※みんな、細心の注意をはらって乱暴に扱ってました。

城島さんには、お父さんの潤一郎役を演じていただきました。

本作品の感想で「悪人がいないのがいい」と書いていただいた方がいらっしゃいましたが、客観的かつ冷静に「雨夜」を俯瞰したときに、ほんとうに悪い人間がいなかったかというと、そうではありません。

城島さん演じるお父さんは、浮気はするわ、すぐ調子に乗るわ、反省しないわで、本当ロクなことをしていません。

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※潤一郎はマッサージを申し出た。

しかし、それでもお客さんのなかで潤一郎が嫌いだった人はいるんでしょうか。私はいないと決め付けます。

それは城島さんの人間力としか言いようのないものです。

今回の「雨夜」の雰囲気を作った決定的な色は、城島さんの色だったと思います。

つまり、城島さんは「雨夜」のマスコットキャラクターとして突出した魅力を発揮してくれたのです。感謝。

そんな城島さん、今度は10月16日よりwords of hearts『フライドエッグジェリーフィッシュ』にも出演されます。

依然、売れっ子です。yhsで還暦記念公演をしたのは、ほんと何年前でしたっけ。

再々演のときも是非お願いしたいと思います。笑


さて、次はなにつながりで誰のことを書こうかな。

(ペース配分を完全に間違えていることには気づいております)

posted by エンプロ at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月04日

エンプロ、2015年をふりかえる(6)

まずはお詫びから。

9月になってしまいました。8月中に2015年が振り返れませんでした。
どうもすみません。

しかし、こんなときのために、8月末から2015年をふりかえっているのです。

だから、どんなに遅れても大丈夫なのです(絵に描いたような居直り)。


というわけでいよいよ『雨夜の喜劇』のふりかえりです。

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※初読み合わせ。おそらく逆方向から撮るべきでした。

去年の『おちくぼ』でも書きましたが、こういうあとがきは、「言いたいことは作品で語るべき」という立場の人には不快かもしれません。

しかし自分がお客さんの立場だったら、こういう「あとがき」があるのとないのとでは、あったほうが楽しいのです。

あちこちでも書いてるような気がしますが、「予想、鑑賞、分析」はワンセット。
作者が分析に入っても問題なかろうと。それが不快なら読まなきゃいいだけですし。

ちなみに遠藤がジブリで一番好きなのは『「もののけ姫」はこうして生まれた』です。メイキング好き。

あと、『パシフィック・リム』の、監督ひとりで延々2時間以上特撮愛を語りまくるという狂気じみたオーディオコメンタリーも大好きです。
日本人の名前も結構出てきましたが、マニアックでなに言ってるんだかさっぱりわかりませんでした。笑

要するに、作家ロマンを大事にするのも否定しませんが、自分はその立場をとらないということです。


さて、何から書こうか迷ったんですが、せっかくコメントもいただきましたし、ダブル・トリプルキャストの話から始めます。
エンプロの得意分野のひとつに「当て書き」という要素があります。

どの役者さんにどの役を当てるかということです。

エンプロの当て書きでは、単に「できるできない」にとどまらず、その役者さんの新しい一面を引き出すことを目標にしてします。
たとえば、普段人のよさそうなおじさんの役ばかりやっている人に、あえて暴力団の組長を当てたりする感じです。

エンプロでお呼びする役者さんは、すでにあちこちで活躍されていることが多いのですが、少し極端な表現をすると、わざわざお呼びするからには「エンプロで見たあの人がいちばんいいよね」と言われるようにしたい。
少なくともそこを目指したいということです。

しかし、今回は再演で先に脚本が決まっているので当て書きはできません。

大事な武器を手放したので普通はマイナス要素になるんですが、創作の場はそんなに単純ではありません。

「当て書き」にはいいところもたくさんありますが、裏を返すと「役者を信用していない」「作家が役者をコントロールしすぎる」状態にもなりやすいのです。

今回はせっかく再演ですし、どうせ当て書きできないのなら、思い切り役者さんの力量におまかせしてノビノビやっていただこうと考えました。

そこで更にダブル・トリプルキャストです。考え方がいちいち極端なのは、遠藤の思考の癖です。

はじめから頑丈なリング(脚本)はあるので、あとは力のある役者さんに集まってもらって戦っていただこうと。

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※頑丈なリングを具現化したもの。

そんなわけで、本作では、同じ役で役者さんごとの裏設定はほとんど考えられていません。
それは役者さんが考えることだからです。

この話の流れだと、役および役者さんごとに振り返っていくのがよさそうですね。

次回からは初演からの引継ぎ組み、新しいキャスト、ダブル・トリプルキャストそれぞれ書いていきたいともいます。

まだコメントの回答には不十分かと思いますが、おいおい回答に近いことは書けると思います。

よろしければもういっちょうお付き合いください。

よろしくお願いします。
posted by エンプロ at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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