2008年08月25日

ひとこと。

Image827.jpg公演が終わって早くも2週間。
時間が経つのは本当に早い。
どうもブログがしまらないんで、ちょっとだけ今回の公演を振り返っておきましょうか。
脚本について。
ちょっと野暮ですが、販売台本のあとがきにも書きそびれてしまったことなどを書いておきましょう。
主に反省ですけどね。
ちゃんとしまるかどうかはわかんないけど。

最初は嘘と勘違いと魔法とを絡ませて、もっとドタバタしたものにしようと思っていたんです。
どれだけの人に見て頂いたかはわかりませんが、
前々作「雨夜の喜劇」のファンタジー版ですね。

ただ、これについてはもう早々にあきらめました。
魔法とか世界観とか入れると情報量が多くなりすぎて、登場人物の関係性を説明しきれないのと、役者さんのスケジュールがかなりタイトだったので、それに応じた脚本を書こうとすると、どうにもならなかったということもあります。
スケジュールについては事前にわかっていたことなので、やはり自分の対応力を過信していた部分があったなと思います。
反省です。

そこから方向転換を強いられるわけですが、
結果的に女二人芝居+αのイメージで書かせてもらいました。
二人の関係がうまく転がれば物語としては成立するであろうと。
その点についてはある程度成功したと思っています。
まあ、そのあとでまた状況が変わったりして稽古的には大変だったりもしたのですけどね。
あとはもう少し「権謀術数渦巻く悪の組織」が表現できたらよかったんだけど、それは実力不足としか言いようがない。
最初のイメージは、東京ボードヴィルショーの「その場しのぎの男たち」という、大津事件のときの総理大臣とか伊藤博文とか出てくる芝居だったんですけど、これがいつのまにか「君となら」となり、そこからドタバタ要素と恋愛要素が完全に排除され(つまり全てリセットされてしまったわけですね)、最後には「ヴァンプ・ショウ」になったという次第です。
興味のある人はDVDも出ているはずなので確認してみてください。

ころころ変わりすぎですが、登場人物がみんな死ぬというのは、悪漢喜劇としてはアリだったので最初から選択肢のひとつでした。
こんなにたくさん人が死ぬ本を書いたのは初めてだったんです。
どうでもいいけど女性の役は物語中では殺せませんでした。
(おそらく物語後に死ぬけど)
コメディとして難しかったというのもあるけど、もしかしたら自分がフェミニストなだけかもしれません。変なの。
でも「死ぬ演技」っていうのは、役者の最大の見せ場だと思っているので、やっぱり書いておけばよかったかなあと思ったりもします。
この芝居、男優陣の死に際がどれもこれも最高でしたしね。
死に際だけじゃなく役者の皆さんには今回もホント助けられました。
感謝しきりです。
例によって反省点の多い本でしたが、振り返っている暇はありません。
もう遠藤は次の脚本を書き始めています。
次はリアルアイズプロダクションさんに脚本を提供します。
10月2日が札幌公演。
ちょっとしんどいですが、間を空けると勘が鈍るものなのです。
期間の短さがいい方向に進むようがんばります。
もうオリンピックも終わった。
エンジン再点火してリスタートです。
今回もどうもありがとうございました。
また会いましょう。

※ 今年も公演後、無事終了したお礼をしに北海道神宮へ。土砂降りでした。
posted by エンプロ at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | テルデルボーの復讐 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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