2015年09月04日

エンプロ、2015年をふりかえる(6)

まずはお詫びから。

9月になってしまいました。8月中に2015年が振り返れませんでした。
どうもすみません。

しかし、こんなときのために、8月末から2015年をふりかえっているのです。

だから、どんなに遅れても大丈夫なのです(絵に描いたような居直り)。


というわけでいよいよ『雨夜の喜劇』のふりかえりです。

IMG_2327.JPG
※初読み合わせ。おそらく逆方向から撮るべきでした。

去年の『おちくぼ』でも書きましたが、こういうあとがきは、「言いたいことは作品で語るべき」という立場の人には不快かもしれません。

しかし自分がお客さんの立場だったら、こういう「あとがき」があるのとないのとでは、あったほうが楽しいのです。

あちこちでも書いてるような気がしますが、「予想、鑑賞、分析」はワンセット。
作者が分析に入っても問題なかろうと。それが不快なら読まなきゃいいだけですし。

ちなみに遠藤がジブリで一番好きなのは『「もののけ姫」はこうして生まれた』です。メイキング好き。

あと、『パシフィック・リム』の、監督ひとりで延々2時間以上特撮愛を語りまくるという狂気じみたオーディオコメンタリーも大好きです。
日本人の名前も結構出てきましたが、マニアックでなに言ってるんだかさっぱりわかりませんでした。笑

要するに、作家ロマンを大事にするのも否定しませんが、自分はその立場をとらないということです。


さて、何から書こうか迷ったんですが、せっかくコメントもいただきましたし、ダブル・トリプルキャストの話から始めます。
エンプロの得意分野のひとつに「当て書き」という要素があります。

どの役者さんにどの役を当てるかということです。

エンプロの当て書きでは、単に「できるできない」にとどまらず、その役者さんの新しい一面を引き出すことを目標にしてします。
たとえば、普段人のよさそうなおじさんの役ばかりやっている人に、あえて暴力団の組長を当てたりする感じです。

エンプロでお呼びする役者さんは、すでにあちこちで活躍されていることが多いのですが、少し極端な表現をすると、わざわざお呼びするからには「エンプロで見たあの人がいちばんいいよね」と言われるようにしたい。
少なくともそこを目指したいということです。

しかし、今回は再演で先に脚本が決まっているので当て書きはできません。

大事な武器を手放したので普通はマイナス要素になるんですが、創作の場はそんなに単純ではありません。

「当て書き」にはいいところもたくさんありますが、裏を返すと「役者を信用していない」「作家が役者をコントロールしすぎる」状態にもなりやすいのです。

今回はせっかく再演ですし、どうせ当て書きできないのなら、思い切り役者さんの力量におまかせしてノビノビやっていただこうと考えました。

そこで更にダブル・トリプルキャストです。考え方がいちいち極端なのは、遠藤の思考の癖です。

はじめから頑丈なリング(脚本)はあるので、あとは力のある役者さんに集まってもらって戦っていただこうと。

IMG_2238.JPG
※頑丈なリングを具現化したもの。

そんなわけで、本作では、同じ役で役者さんごとの裏設定はほとんど考えられていません。
それは役者さんが考えることだからです。

この話の流れだと、役および役者さんごとに振り返っていくのがよさそうですね。

次回からは初演からの引継ぎ組み、新しいキャスト、ダブル・トリプルキャストそれぞれ書いていきたいともいます。

まだコメントの回答には不十分かと思いますが、おいおい回答に近いことは書けると思います。

よろしければもういっちょうお付き合いください。

よろしくお願いします。
posted by エンプロ at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | つれづれ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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